犬の後ろ脚が弱ってきた?シニア犬の立ち上がりをサポートするマッサージと温灸習慣
いつも元気に走っていた愛犬が、立ち上がる時に足をプルプルさせたり、何度も立ち上がろうとしては諦めてしまったりする姿を見るのは、飼い主様にとっても本当に胸が痛むものですよね。 「もしかして、このまま歩けなくなってしまうのかな…」と、不安な気持ちで検索してこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。 愛犬の立ち上がりづらさを感じたときに、まず試していただきたいのが「お尻から太ももにかけての筋肉のアプローチ」と「体をじんわり温める温灸」です。 シニア期に入ると、運動量の低下や冷えによって下半身の筋肉がカチコチに硬くなり、本来持っているスムーズな身体の使い方が難しくなることがあります。 日々の暮らしに「筋肉をやさしく育むマッサージ」と「血行を促す温灸」を取り入れることで、愛犬が「自分で立つ」「自分の足で踏み出す」という心地よい身体の動きをしっかりとサポートすることができます。
なぜシニア犬は後ろ脚が弱ると立ち上がりにくくなるの?
なぜ、年齢を重ねると立ち上がりがスムーズにいかなくなるのでしょうか?その理由は、犬の「重心のバランス」と「冷えによる筋肉の硬直」の関係にあります。
1. 体重の「前重後軽」による悪循環
犬の体はもともと、前脚に約60%、後ろ脚に約40%の体重がかかっています。 後ろ脚の筋力が衰え始めると、犬は自然と立ち上がる際や歩行時に前脚へばかり体重をかけるようになります。すると、以下のような悪循環が生まれてしまいます。
●後ろ脚を使わなくなるため、さらにお尻や太ももの筋肉が固くなる
●体を支えるために前脚や肩・首の筋肉に大きな負担がかかる
●全身のバランスが崩れ、立ち上がるためのスタートダッシュが切りづらくなる
2. 「冷え」による筋肉の柔軟性低下
シニア期に入ると代謝が落ち、体全体の血行が滞りやすくなります。特に体の末端である足先や、運動量が減った後ろ脚の大きな筋肉は冷えがちです。 筋肉は冷えると硬くなり、しなやかに収縮する力が発揮できなくなります。寒い朝に人間が体を動かしにくいのと同じで、愛犬にとっても「冷えた状態での立ち上がり」は大きな負担となるのです。 だからこそ、「マッサージで筋肉をほほぐして柔軟性を整えること」と「温灸で血行を促し動かしやすい状態を作ること」のダブルケアがとても大切になります。
自宅で今日からできる!「マッサージ」と「温灸習慣」のステップ
それでは、ご自宅で飼い主様が今日から実践できる、具体的なケアステップをご紹介します。愛犬がリラックスしているタイミングで、スキンシップとして楽しく行ってみましょう。
【ステップ1】準備編:体を温める「やさしい温灸習慣」
いきなりマッサージをするよりも、まずは体を温めて筋肉をほぐれやすくしてあげることがポイントです。
① ホットタオルや蒸しあずきを使った「温めケア」
STEP1:水で濡らして固く絞ったタオルを電子レンジで温めます(人肌より少し温かい程度、38〜40℃前後)。
STEP2:やけどを防ぐため、ご自身の腕の内側などで必ず温度を確認してください。
STEP3:タオルをポリ袋などに入れ、愛犬の「腰まわり」や「お尻の大きな筋肉」の上に優しく当てます。
STEP4:5分ほどじっくり温めるだけで、表面の血行が促され、硬くなっていた筋肉がゆるみやすくなります。
※市販のあずきカイロなども、じんわりとした温かさが持続するためおすすめです。
② 室内環境の見直し(床と足裏の滑り止め)
どれだけ筋肉をケアしても、フローリングで足が滑ってしまうと立ち上がることができません。
・フローリングには滑り止めマットやカーペットを敷く
・足裏の肉球にかかる毛をこまめにカットする
これらを整えるだけでも、後ろ脚で地面を踏み締める力が伝わりやすくなります。
【ステップ2】実践編:立ち上がりをサポートする「撫でほぐしマッサージ」
温灸で体が温まったら、やさしくマッサージを行っていきます。力を入れる必要はありません。「撫でる」延長線上の心地よい圧で行いましょう。
① お尻の大きな筋肉(臀筋群)のケア
立ち上がる瞬間に最も重要なのが、お尻の大きな筋肉です。
STEP1:愛犬をリラックスした姿勢(横たわっている状態、または伏せの姿勢)にします。
STEP2:飼い主様の手のひら全体を、愛犬のお尻(尻尾の付け根から太ももの上部にかけて)に密着させます。
STEP3:体の表面を円を描くように、ゆったりとしたリズムでやさしく撫でほぐします。
STEP4:左右それぞれ1〜2分ほど、うっとりするようなソフトなタッチで行います。
② 太ももの前側・裏側のなで上げ
後ろ脚を蹴り出すために必要な太ももの筋肉をほぐします。
STEP1:足先から太ももの付け根に向かって、手のひらで包み込むように下から上へ撫で上げていきます。
STEP2:心臓に向かって流すようなイメージで、ゆっくり丁寧に行いましょう。
STEP3:嫌がる場合は無理をせず、好きな場所(首や背中)を撫でながら徐々に後ろ脚へ手を伸ばしていくのがコツです。
③ 足先のスキンシップ
足先が冷えている子には、足の指先をやさしく包み込むケアが効果的です。
STEP1:愛犬の足先を包み込むように握り、手のぬくもりを伝えます。
STEP1:肉球の間をやさしく揉むように撫でることで、末端のめぐりをサポートします。
※こんな時は無理をしないでください
・愛犬が嫌がって逃げようとする時や、声を上げて痛がる場合
・熱感や腫れが見られる場合
・触られるのを極端に拒む場合
マッサージは「愛犬が心地よいと感じること」が第一優先です。無理に行うと逆効果になってしまうため、気持ちよさそうな表情(目がうっとりする、力が抜けるなど)を確認しながら進めましょう。
毎日のプチケアで、いつまでも大好きな家族と歩ける身体づくりを
愛犬の後ろ脚の衰えや立ち上がりにくさには、「お尻・太もものマッサージ」と「からだを温める温灸」の組み合わせがとても効果的です。 1日わずか5分〜10分のスキンシップでも、毎日続けることで筋肉の柔軟性が保たれ、愛犬自身の「自分で立ち上がりたい!」という気持ちを後押しすることができます。 また、日常的に愛犬の体に触れることは、「あれ?今日はお尻が少し張っているな」「ここを触ると少し気にするな」といった、日々の小さな変化にいち早く気づく大切なコミュニケーションツールになります。
ご自宅で安心して受けられる「訪問ペットマッサージ・整体Chalon」
「うちの子に合ったマッサージの力加減がわからない」 「病院やサロンへ連れて行くだけでぐったり疲れてしまう…」 「シニアになって体力が落ちてきたので、慣れた自宅でリラックスして受けさせたい」 そんなお悩みをお持ちの飼い主様のために、ペットマッサージChalon(ちゃろん)では、愛媛県内のご自宅へ直接伺う訪問型の施術サービスを行っています。 ワンちゃんはもちろんのこと、環境の変化に敏感な猫・ウサギ・フェレットの施術や温灸のご提案も得意としています。
Chalonが選ばれる3つの理由
①愛玩動物看護師&プロのセラピストが訪問
国家資格である「愛玩動物看護師」と「ペットマッサージセラピスト」の資格を持つスタッフが担当します。解剖学や専門知識に基づき、骨格や筋肉の状態を安全かつ丁寧にチェック。それぞれの体調や性格に合わせた完全オーダーメイドの施術を行います。
②移動のストレスゼロ!住み慣れた自宅でリラックス
車酔いをする子や、他の動物が苦手な子、移動自体が負担になるシニア期の子でも、普段過ごしているお気に入りのベッドやサークル内でストレスなく施術を受けられます。
③飼い主様へ「おうちケア」を直接レクチャー
プロの施術を行うだけでなく、愛犬・愛猫の状態に合わせた「ご自宅でできるマッサージ・温灸テクニック」をその場で丁寧にお伝えします。
愛犬がいつまでも自身の足で歩き、大好きなご家族と笑顔で過ごせるように。 「少し後ろ脚が気になり始めたな」と感じたら、ぜひお気軽にChalonまでご相談ください。
【お問い合わせ・出張エリアのご案内】
対応エリア:愛媛県内(松山市・東予・南予エリアなどご自宅まで伺います)
対象動物:犬・猫・ウサギ・フェレット
ご予約・ご相談:公式LINE または InstagramのDM(ダイレクトメッセージ) よりお気軽にお問い合わせください。